天然砥石
製品説明
刃物の切れ味を良くするためになくてはならない砥石。山から採掘する天然砥石は、古くから世界で京都にしか産出しない希少品として扱われてきました。
多彩な紋様や色は自然が悠久の時の中で育んだ天然砥石には、同じものが2つとないという希少性からコレクターもいるという芸術品としての顔と、天然砥石だけのもつ製品特性・研磨性能から、精緻な刃物を扱うプロフェッショナル達に愛され続けてきました。
<特長>
天然砥石は、上滑り、目詰まりしにくく、刃先にピッタリと密着する手応えを感じる研ぎ味を持ちます。刃の地金と刃金が均一な底光りする研ぎ上がりが可能です。また、返り刃がつかず裏研ぎによる美しい直線刃になります。こうして研がれた刃は、切れ味とその耐久性共に天然砥石ならではの仕上がりとなります。
これらを実現する天然砥石には以下のような特性があります
砥粒(とりゅう) | 石英が細かく砕けて2.5ミクロン以下の精密な刃を形成します |
気孔(きこう) | 粒子と粒子の間に無数の穴(気孔)があり、余分な水分や研ぎくずを吸収します |
結合 | 砥石に含まれる微細で軟らかな絹雲母が粒子を結合することで優れた潤滑性を発揮します |
成分 | 過水ハロイサイトの粘りが本山特有の研ぎ味を産み出します |
製品規格
種類・用途
本山合砥(ほんやまあわせど) | 仕上げ研ぎに最適 | かんな、のみ、彫刻刀、包丁、鎌、ナタ、かみそり、メス、その他あらゆる仕上げ研ぎ用 |
巣板(すいた | 研ぎやすく仕上がり早い | かんな、のみ、彫刻刀、包丁、鎌、ナタ、その他あらゆる木工刃物研ぎ用 |
からす | 細かい刃研ぎに最適 | かみそり用 |
内曇(うちぐもり) | 仕上げ磨きに最適 | 刀剣、その他あらゆる仕上げ研ぎ用 |
青砥(あおと) 門前砥(もんぜんど) |
中研ぎに最適 | かんな、のみ、包丁、鎌、ナタ、その他あらゆる中研ぎ用 |
寸法規格
合砥 | 二十四型 | 長218mm×巾78mm |
三十型 | 長205mm×巾75mm | |
四十型 | 長205mm×巾75mm(角欠薄目) | |
六十型 | 長195mm×巾70mm | |
八十型 | 長180mm×巾63mm | |
百型 | 長160mm×巾58mm | |
レーザー型 | 長136mm×巾82mm |
青砥 | 大 | 長230mm×巾80mm以上 |
中 | 長210mm×巾70mm | |
小 | 長200mm×巾65mm | |
小 | 長180mm×巾60mm | |
小 | 長170mm×巾55mm | |
鎌砥 | 長125mm×巾35mm |